先日のジャパン・フィルムコミッション総会と同日に開催されました第8回JFCアウォードの結果をお伝えします。
JFCアウォードは、全国各地で優れたロケーション資源の開発や市民と一体になった撮影支援、映像作品の活用による地域活性化に向けて日々奔走するFC等を表彰するもので、今回で8回目を迎えます。
今年は広島市において、全国のフィルムコミッションや自治体関係者など約90名を迎えて開催されました。
最優秀賞 広島フィルム・コミッション 映画『ドライブ・マイ・カー』
【受賞理由】
コロナの影響で当初韓国が舞台だった部分が国内ロケに変更となり、台本がない中でのロケハンが行われた際に、監督や制作者の意図を汲みプレゼンしたことで誘致に成功した実績は、担当者の長年のFC経験がもたらした大きな実績と言える。また、地元交通機関や企業と制作者側の橋渡しを行い、デジタルロケ地マップの作成やオリジナルポスターの作成、劇中の車などを活用したパネル展の実施などは、予算が限られる中で地域全体を巻き込んだプロモーション活動として盛り上がり、作品を活用した地域活性の成功事例を作ったことが大きな評価となった。
受賞コメント
撮影は広島の皆さんの協力が不可欠で、このたびJFCアウォードの最優秀賞をいただけたのも、広島フィルム・コミッションと広島の皆さんとの連携が評価されたからです。これからも、皆さんと一緒に広島の宝物を増やしていきたいと思います。どうか引き続きご協力お願いします。いつも本当にありがとうございます。(広島フィルム・コミッション 西﨑智子)
【その他の受賞団体】
優秀賞① せんだい・宮城フィルムコミッション 映画『護られなかった者たちへ』
優秀賞② 東京ロケーション・ボックスほか8か所 映画『唐人街探偵 東京MISSION』
優秀賞③ なごや・ロケーション・ナビ 劇場版『名探偵コナン -緋色の弾丸-』
優秀賞④ 浜松フィルムコミッション TVドラマ『ゆるキャン△2』
優秀賞⑤ 天草フィルム・コミッション 映画『のさりの島』