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映画『こちらあみ子』大人キャストオーディションのご案内

2021.05.24

7月撮影予定の映画『こちらあみ子』の主人公・あみ子を彩る
大人キャストのオーディション参加者を募集しています。
締切は6月7日(月)で、演技経験は問いません。ぜひご応募ください。

《作品概要》『こちらあみ子』
原作:今村夏子  監督・脚本:森井勇佑
企画・製作:ハーベストフィルム「星の子」「鈴木家の嘘」「日々是好日」
出演:井浦新、尾野真千子
公式 HP:https://kochira-amiko.com/
<あらすじ>
あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には
赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。たくさんの人に見守られながら生きるあみ子だが、純粋で素直な
あみ子の行動は周囲の人たちを困らせることになり…。
奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人たちのありさまを生き生きと描く物語。
<広島へのこだわり>
広島は作者の出身地、また原作の舞台でもあること、そして監督も惚れ込んだ登場人物が放つ
柔らかなリズムを持つ広島弁。これらはこの作品を映画化するにあたり必要不可欠な要素だと考え、
広島フィルム・コミッションのご協力のもと、2021 年 7 月にオール広島ロケにてクランクイン予定となりました。
<原作者・今村夏子について>
1980 年生まれ。広島県出身。2010 年「あたらしい娘」(「こちらあみ子」に改題)で第 26 回太宰治
賞を受賞し、デビュー。本作を含む単行本で第 24 回三島由紀夫賞を受賞した。16 年には、文学
ムック「たべるのがおそい vol.1」に発表した「あひる」が第 155 回芥川賞候補となる。17 年、単行
本「あひる」で第 5 回河合隼雄物語賞を受賞。最新刊「星の子」は第 39 回野間文芸新人賞を受
賞したほか、第 157 回芥川賞候補、18 年本屋大賞第 7 位。2019 年、「むらさきのスカートの女」で
第 161 回芥川賞受賞。
<監督プロフィール>
森井勇佑(もりいゆうすけ)
1985 年兵庫県生まれ。日本映画大学映像学科を卒業後、映画学校の講師だった長崎俊一監督の
『西の魔女が死んだ』(08)で、演出部として映画業界に入る。以降、主に大森立嗣監督をはじめ、
日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務め、
本作で監督デビュー。
<監督メッセージ>
僕が Hi8 のビデオカメラで遊び始めたのは、中学 1 年生の頃でした。
友達 3 人くらいと「男プロダクション」と名乗り、高校を卒業するまで 30 本ほど遊びで映画を撮りまくりました。
たいていの友達は、カメラの前に立つだけで恥ずかしくて笑ってしまいます。
でも、そんな中でなぜかほとんど笑わず、カメラの前で堂々と立っていられるヤツがいました。
そいつはぶっきらぼうで、ときどき奇行もするので、学校では浮いた存在でした。でも、映画に出る
のはすごく好きだったようで、「次は何をとるんや」「映画はとらんのか」と、しょっちゅう催促されま
した。
今思えば、そういうヤツだったからこそ、存在が面白く、僕らも映画を撮り続けたのだと思います。
「こちらあみ子」をはじめて読んだ時、僕はあみ子のことを友達のように感じました。
あみこは面白いヤツです。その面白みをみんなに伝えたい。それは僕が中学生のときに思ったこ
とと、きっと地続きなんだと思います。
それ以降、この小説を映画にしたいと強く思い続けてきました。
あみ子という存在は、映画で撮るべきだと思ったのです。
「こちらあみ子」が初監督作品になることは、自分にとっては必然的なことだと感じています。
覚悟を持って挑みます。と同時に、最高に嬉しいです。ワクワクして仕方がありません。
どうかみなさんに届きますように!